筐の水(読み)カタミノミズ

デジタル大辞泉 「筐の水」の意味・読み・例文・類語

かたみみず

にくんだ水は漏れやすいところから、物事の当てにならないことのたとえ。
「たえぬるか影だにあらばとふべきを―は水草みくさゐにけり」〈かげろふ・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 かげ 水草 実例

精選版 日本国語大辞典 「筐の水」の意味・読み・例文・類語

かたみ【筐】 の 水(みず)

  1. かたみに汲み入れた水。漏れやすいところから、物事のたよりにならないことにたとえる。
    1. [初出の実例]「絶えぬるか影だにあらばとふべきをかたみのみづは水草(みくさ)ゐにけり」(出典蜻蛉日記(974頃)上)

筐の水の補助注記

「後撰‐恋一」に「うれしげに君がたのめし事の葉はかたみにくめる水にぞ有ける〈よみ人しらず〉」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む