範列関係(読み)ハンレツカンケイ

デジタル大辞泉 「範列関係」の意味・読み・例文・類語

はんれつ‐かんけい〔‐クワンケイ〕【範列関係】

paradigmatic relation》ある文脈中の要素Aと、その文脈には現れないがAの代わりに現れうる要素B・C・D……との間にある関係。例えば、「高い山」の「高い」と、「低い」「険しい」などの間にある関係。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「範列関係」の意味・読み・例文・類語

はんれつ‐かんけい‥クヮンケイ【範列関係】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] paradigmatic relation の訳語 ) 文法的に同一のクラス、または意味論的に同一のクラスに入っている種々の言語単位の間に存在する潜在的な関係。たとえば人称表、動詞活用表などはこの関係を基に言語単位をまとめて表示したもの。連合関係ともいう。→統語的関係

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android