粉子器(読み)ふんしき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「粉子器」の意味・わかりやすい解説

粉子器
ふんしき

子嚢(しのう)地衣類地衣体表面にできる小さなフラスコ形のものをいい、内部に微小な粉状の粉子をつくる。粉子器をつくるか否かは、地衣の種類の分類上、重要なことである。

[佐藤正己]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android