粟島園生竹(読み)あわしま そのうのたけ

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「粟島園生竹」の解説

粟島園生竹
あわしま そのうのたけ

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
壕越二三治
初演
宝暦9(江戸市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の粟島園生竹の言及

【淡島信仰】より

…【蛸島 直】
[淡島物]
 淡島信仰の普及に伴い,淡島願人の風俗が歌舞伎舞踊の中にとりいれられて成立した一群の作品をいう。 その最初とされるのは《近世邦楽年表》の中に記されている1759年(宝暦9)閏7月江戸市村座上演の《粟島園生竹(あわしまそのうのたけ)》で,市村亀蔵の関東小六が淡島願人となって廓へ入り込み,初世中村富十郎の遊女大岸と恋の所作をするというのが内容らしい。続いては70年(明和7)秋市村座で上演された《関東小六後雛形(かんとうころくのちのひながた)》で,市村亀蔵の丹波屋七郎兵衛(丹七)が淡島願人となって廓へ入り込み,中村喜代三郎の扮する音羽と恋を語るという形で上演された。…

※「粟島園生竹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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