精神聾(読み)せいしんろう

精選版 日本国語大辞典 「精神聾」の意味・読み・例文・類語

せいしん‐ろう【精神聾】

  1. 〘 名詞 〙 脳の聴覚中枢損傷により、音はきこえるが、それを聞き分けたり内容を理解したりできない状態。〔人体機能(1952)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の精神聾の言及

【失認】より

…視空間失認には,変形視,大視症,小視症などの視空間知覚障害,注視点が一定方向に固着し,ある一つのものしか見えないとか注視したものをつかもうとしても手が別の方向にそれてしまうというバリント症候群,視空間の半分とそこにあるものを無視し,無視したことに気づかない半側空間失認,家までの道順が描けない地誌的記憶障害,部屋の見取図が描けない地誌的失見当識がある。聴覚失認には音や音楽や会話は聞こえても,その性状や内容がわからないという型があり,それぞれ精神聾(ろう),失音楽,純粋語聾という。感覚性失語症は内言語障害を併せもつことから,失認とは区別される。…

※「精神聾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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