素矢(読み)スヤ

デジタル大辞泉 「素矢」の意味・読み・例文・類語

す‐や【素矢/徒矢】

的をはずれた矢。
当てがはずれること。むだなほねおり。
「今も話した通り三晩も―をした訳だから」〈和田定節・春雨文庫〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「素矢」の意味・読み・例文・類語

す‐や【素矢・徒矢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はずれた矢。的をそれた矢。
    1. [初出の実例]「したにをく・つづけてす矢をひいた弓」(出典:雑俳・軽口頓作(1709))
  3. あてがはずれること。また、すっぽかすこと。
    1. [初出の実例]「旅むかいすやをした日の面白さ」(出典:雑俳・柳多留‐五(1770))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android