…嚥下が困難なため流動食を余儀なく摂取しているような場合には,食物が気管に誤って入らないような姿勢で(あごを引いて)食べることや,むせて吐いたものなどが気管に入らないように顔を横に向けたり,身体を横向きにする必要がある。意識障害や強度の嚥下障害のため,誤って嚥下する危険がある場合には,チューブを直接,胃に入れて栄養を補給する経管栄養の方法も用いられている。 流動タイプにできる食品は限られるが,近年ではジューサーやミキサーによって普通食に近いものを流動状にすることができ,便利になってきている。…
※「経管栄養」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」