瘻孔(読み)ロウコウ

デジタル大辞泉 「瘻孔」の意味・読み・例文・類語

ろう‐こう【×瘻孔】

皮膚粘膜臓器組織に、炎症などによって生じた管状の穴。体内で連絡するものと、体表に開口するものとがある。胃瘻腸瘻痔瘻じろうなど。胃・腸・膀胱ぼうこうなどに、栄養補給排出のため人工的につくることもある。瘻管フィスチュラ

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精選版 日本国語大辞典 「瘻孔」の意味・読み・例文・類語

ろう‐こう【瘻孔】

〘名〙 瘻管の出入孔。

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百科事典マイペディア 「瘻孔」の意味・わかりやすい解説

瘻孔【ろうこう】

単に瘻とも。管腔臓器間または管腔臓器と体外との間に生じた管状の欠損痔(じ)瘻,動静脈瘻など一般に炎症性病変に伴うものが多いが,臍(さい)瘻のような先天的奇形もある。手術により根治する。なお,腸管の通過障害に対する腸瘻造設術のように,人工的に設けられるものもある。
→関連項目クローン病

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