デジタル大辞泉 「結び松」の意味・読み・例文・類語 むすび‐まつ【結び松】 行路の無事を祈ったり誓いを立てたりしたしるしに、松の小枝を結ぶこと。また、その松。「磐代いはしろの野中に立てる―心も解けず古いにしへ思ほゆ」〈万・一四四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の結び松の言及 【南部[町]】より …太平洋に注ぐ南部川の河口部に位置し,流域に平地が広がる。西部海岸沿いの岩代(いわしろ)は,謀反の罪で捕らえられた有間皇子が〈磐代(いわしろ)の浜松が枝を引き結び……〉(《万葉集》巻二)と詠んだ地で,そのゆかりの〈結び松〉が植えつがれている。南部川下流域一帯には平安末期から中世にかけて南部荘があった。… ※「結び松」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」