最新 地学事典 「統計的グリーン関数法」の解説
とうけいてきグリーンかんすうほう
統計的グリーン関数法
stochastic Green’s function method
大地震の予測地点に小地震の観測記録が存在しない場合に,小地震の地震記録として1983年にBoore博士が開発した確率論的な人工波形を生成し,経験的グリーン関数法と同じ足し合わせ方法を用いて大地震の予測地震動を計算する方法。強震動の面的予測にも使用されている。確率論的な人工波形として,地震規模に応じたオメガ二乗則の振幅スペクトルと位相がランダムな加速度波形を用いることが多い。観測波形に似せるため,放射特性や遮断周波数fmaxの補正も行われる他,小地震の包絡波形形状やサイト特性に関する補正も行われる。
執筆者:三宅 弘恵
参照項目:グリーン関数
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

