網代釜(読み)あじろがま

精選版 日本国語大辞典 「網代釜」の意味・読み・例文・類語

あじろ‐がま【網代釜】

  1. 〘 名詞 〙 塩を焼くのに用いた釜。九州南部で明治時代まで使用。竹と石灰白砂で作られていたが、明治中期ごろから次第に鉄釜に変わった。

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世界大百科事典(旧版)内の網代釜の言及

【塩釜】より

…かまどに焼粘土棒あるいは石柱を約50本立て,上に扁平で径90cmほどの石を並べ,空隙と底上面を木灰粘土で塗り固め,釜底を長径約2mの楕円型とした。(2)網代釜は竹籠を石灰粘土で塗り固めたもの。(3)土釜は焼貝殻粉(石灰)のみあるいは小礫をそれに混じて作り,釜底30cm四方に1本の吊金を立てておき,上下より焼き固め,上に設けた梁に縄で吊金を結び底が落ちないようにした。…

※「網代釜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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