縦ゑやし(読み)ヨシエヤシ

デジタル大辞泉 「縦ゑやし」の意味・読み・例文・類語

よしえ‐やし〔よしゑ‐〕【縦ゑやし】

[副]副詞「よしゑ」+間投助詞「や」「し」から》
たとえ。かりに。
「馬買はば妹徒歩かちならむ―石は踏むともは二人行かむ」〈・三三一七〉
ええままよ。どうなろうとも。
「天の原振りさけ見れば夜ぞ更けにける―一人寝る夜は明けば明けぬとも」〈・三六六二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android