織殿軒漏月(読み)おりどの のきもるつき

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「織殿軒漏月」の解説

織殿軒漏月
〔富本〕
おりどの のきもるつき

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
壕越菜陽
初演
宝暦12.7(江戸市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の織殿軒漏月の言及

【山姥】より

…山姥を〈前太平記〉の世界と結びつけ,遊女八重桐が山姥となって山中に住み,坂田蔵人の遺子怪童丸(のちの坂田金時)を育てたとしたのは,1712年(正徳2)大坂竹本座上演の近松門左衛門作《嫗山姥(こもちやまんば)》を嚆矢(こうし)とする。この趣向が歌舞伎に入ったのは29年(享保14)《長生殿白髪金時》が初めで,所作事では62年(宝暦12)の富本《織殿軒漏月(おりどののきにもるつき)》が古い。現行の山姥物の様式が決定したのは,85年(天明5)初世瀬川如皐作詞,初世鳥羽屋里長作曲の常磐津《四天王大江山入》(古山姥)である。…

※「織殿軒漏月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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