罷り道(読み)まかりじ

精選版 日本国語大辞典 「罷り道」の意味・読み・例文・類語

まかり‐じ‥ぢ【罷道・罷路】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 死んだ者の通って行く、死の国への道。冥途の道。よみじ。
    1. [初出の実例]「みまし大臣の罷道(まかりぢ)もうしろ軽く心もおだひに念て平く幸く罷とほらすべしと」(出典:続日本紀‐宝亀二年(771)二月二二日・宣命)
  3. 帰りの旅。家へ帰る道。帰路。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

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