耳近(読み)みみぢか

精選版 日本国語大辞典 「耳近」の意味・読み・例文・類語

みみ‐ぢか【耳近】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 耳に近いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「すぐ其耳近にまた笛の音がしたのである」(出典:玄武朱雀(1898)〈泉鏡花〉八)
  3. 聞きなれていること。聞いてわかりやすいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「わが朝の事は余りに耳近に侍れども、夫も少々申侍るべきなり」(出典:九冊本宝物集(1179頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android