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耳飾 みみかざりearring

翻訳|earring

世界大百科事典 第2版の解説

みみかざり【耳飾 earring】

耳朶(じだ)(耳たぶ)を挟んだり,耳朶に孔をうがつなどして装着する装身具。今日では日本でも一般にイアリングと呼ぶことが多い。装用だけでなく,魔よけなどの呪術的目的,また身分の象徴としても用いられ,男女共に用いた社会も多い。首飾腕輪などと同様に,先史時代以来行われ,素材,形状ともさまざまである。古代エジプト,メソポタミアでは黄金製の各種の形状のものが出土している。ツタンカーメン王墓からは垂飾付きの黄金製耳飾が出土しており,王や貴族の権威を表す意味もあったといわれる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の耳飾の言及

【新羅】より

…古墳は,内部構造が積石木槨墳と石槨墳に大別でき,若干の石室墳も存するが,石室墳形式のうち慶尚北道高霊古衙洞や慶尚北道栄州郡順興面台庄二里などの墳墓からは蓮華文やその他の草花文を描いた壁画が発見され,とくに,後者の石扉内面右側上画に〈乙卯年於宿知述干〉の陰刻銘があって6世紀ころの制作と推定されている。副葬品のうち,最も優れた工芸作品は,金冠,耳飾,首飾,銙帯(かたい),釧(くしろ),履(くつ)などの金製工芸品である。とりわけ,慶州の金冠塚,端鳳塚,天馬塚などから発見された金冠は,新羅の金冠に独自な木を図案化したといわれる〈出字形〉をもち,新羅美術がもつ北方系要素を示している。…

【装身具】より

…広義の衣装に含まれ,一般には身体にまとう衣服以外のものをさす。首飾耳飾指輪腕輪ブローチ,アンクレット(足輪),髪飾などがあげられる。
【呪術と装身】
 人間が装身具を身につける動機はさまざまであるが,地位・身分の表示と並んで最も強い動機は美的欲求の満足,美しく見せたいという装飾本能であろう。…

【耳】より

…古代中国神話の怪物雨師妾(うししよう)は〈左耳有青蛇,右耳有赤蛇〉(《海外東経》)というし,黄帝と争った夸父(こほ)族は皆,巨人で耳には2匹の黄蛇をぶらさげていた。 耳の美を補完するものとしての耳飾は,世界中至るところに見られる。エジプトのミイラ,古代マヤ族の彫像の耳の穴は,いずれも耳飾があったことを示しているし,前述したササン朝の諸帝王もみごとな耳飾を下げている。…

※「耳飾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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