精選版 日本国語大辞典 「耳馴・耳慣」の意味・読み・例文・類語
みみ‐な・れる【耳馴・耳慣】
〘自ラ下一〙 みみな・る 〘自ラ下二〙 聞いて、それになれ親しむ。たびたび聞いて珍しくなくなる。耳ふる。
※宇津保（970‐999頃）蔵開下「酔(ゑ)はぬ時もことぐさなれば、みな人みみなれにたらん」
※源氏（1001‐14頃）明石「まだみみなれ給はぬ手など、心やましき程に弾きさしつつ」
みみ‐なれ【耳馴・耳慣】
〘名〙 耳なれること。聞きなれること。また、聞きなれたもの。
※源氏（1001‐14頃）真木柱「うき身のゆかりかるがるしきやうなるみみなれにて侍れば」
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