聞定める(読み)キキサダメル

デジタル大辞泉 「聞定める」の意味・読み・例文・類語

きき‐さだ・める【聞(き)定める】

[動マ下一][文]ききさだ・む[マ下二]聞いて、はっきりこれと確かめる。
物音性質を―・めようとすると同時に」〈鴎外鼠坂

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精選版 日本国語大辞典 「聞定める」の意味・読み・例文・類語

きき‐さだ・める【聞定】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ききさだ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 聞いてこうだと判断する。聞いて確かめる。
    1. [初出の実例]「幾度にかはききさだめ給へらん」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)
    2. 「物音の性質を聞き定めようとすると同時に」(出典:鼠坂(1912)〈森鴎外〉)

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