聴覚器官(読み)チョウカクキカン

デジタル大辞泉 「聴覚器官」の意味・読み・例文・類語

ちょうかく‐きかん〔チヤウカクキクワン〕【聴覚器官】

音波刺激を感受する器官脊椎動物の耳、昆虫鼓膜器など。聴覚器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の聴覚器官の言及

【聴覚】より

…昆虫のうち,直翅(ちよくし)類のキリギリス,コオロギ,バッタやセミ類のように発音する昆虫では,同種個体間の交信に聴覚が用いられるが,ヤガやカゲロウなどでは,コウモリから逃れるためにコウモリの出す音を聞き分けている。これらの昆虫にはよく発達した聴覚器官である鼓膜器官tympanic organがある。鼓膜器官はキリギリスやコオロギでは前肢脛節(けいせつ)に,バッタやセミでは腹部に,ヤガでは胸部に,そしてカゲロウでは羽にそれぞれ存在する。…

※「聴覚器官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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