ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「肌焼鋼」の意味・わかりやすい解説 肌焼鋼はだやきこうcase-hardening steel 特別な鋼種の名称ではなく,浸炭表面硬化に適する構造用鋼の総称。炭素含量を 0.20%以下の程度に押えて浸炭しやすくし,内部は低炭素で粘靭性を保つのがねらいで,炭素鋼も低合金鋼もある。炭素含量の高い鋼に浸炭する場合はあらかじめ酸化鉄粉 (鉄鉱石,ミルスケールなど) で包んで加熱し脱炭しておかなければならない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by