世界の観光地名がわかる事典 「胡里山炮台」の解説 こりざんほうだい【胡里山炮台】 中国の福建省南部、厦門(アモイ、シャーメン)市のアモイ島南岸、胡里山海岸にある、清の時代に築かれた砲台跡。この砲台は1891年に建設が始まり5年の歳月をかけて完成させたもので、10門の大砲がそのまま残っている。この大砲の中で、清がドイツから購入した口径28cm、砲身長13.96m、射程距離約16kmの大砲が有名である。清はこの大砲を購入するために、2.2tの銀を用意したといわれている。砲台付近には、アモイ栄光宝蔵博物館がある。また、砲台付近からは台湾の金門島を望むことができる。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報