胸の火(読み)ムネノヒ

デジタル大辞泉 「胸の火」の意味・読み・例文・類語

むね‐の‐ひ【胸の火】

胸に燃える思い。恋慕嫉妬しっとなどの、熱く苦しい思いを火にたとえていう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胸の火」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 の 火(ひ)

胸に燃える思い。恋慕や嫉妬(しっと)などで燃えたつ心を火にたとえていう。胸にたく火。おもいの火。胸の炎。
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「わくがごと物思ふ人のむねの火に落つる涙のたきをますかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android