胸の火(読み)ムネノヒ

デジタル大辞泉 「胸の火」の意味・読み・例文・類語

むね‐の‐ひ【胸の火】

胸に燃える思い。恋慕嫉妬しっとなどの、熱く苦しい思いを火にたとえていう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胸の火」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 の 火(ひ)

  1. 胸に燃える思い。恋慕や嫉妬(しっと)などで燃えたつ心を火にたとえていう。胸にたく火。おもいの火。胸の炎。
    1. [初出の実例]「わくがごと物思ふ人のむねの火に落つる涙のたきをますかな」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android