胸の火(読み)ムネノヒ

デジタル大辞泉 「胸の火」の意味・読み・例文・類語

むね‐の‐ひ【胸の火】

胸に燃える思い。恋慕嫉妬しっとなどの、熱く苦しい思いを火にたとえていう語。

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関連語 出典 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「胸の火」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 の 火(ひ)

  1. 胸に燃える思い。恋慕や嫉妬(しっと)などで燃えたつ心を火にたとえていう。胸にたく火。おもいの火。胸の炎。
    1. [初出の実例]「わくがごと物思ふ人のむねの火に落つる涙のたきをますかな」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)

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