能登奥両郡収納帳(読み)のとおくりようぐんしゆうのうちよう

日本歴史地名大系 「能登奥両郡収納帳」の解説

能登奥両郡収納帳
のとおくりようぐんしゆうのうちよう

六冊

原本 加越能文庫

解説 改作仕法実施中の承応三年九―一一月能登国の各村に村御印が下付された。本書は能登奥二郡の同年一〇月の村御印について高・免・定納口米・夫銀・吉初銀を藩の算用場で代官別に抜出し集計した帳冊で、小物成銀のみ除外。年貢・夫銀など収納の基礎台帳となったが、明暦二年八月に三ヵ国いっせいに村御印が改訂再発行されたので、以後無用になったと思われる。六冊に収録された村数は能登鳳至郡・珠洲郡の四二〇ヵ村。代官名は二三名で、一九の代官支配単位に区分され、一単位の村数は三―一一二ヵ村と一定せず、代官には五名の十村代官が含まれていた。承応三年村御印の高と免を、能登奥郡のほぼ全域にわたり記録している点で重要史料といえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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