能見坂(読み)のみざか

日本歴史地名大系 「能見坂」の解説

能見坂
のみざか

一之瀬いちのせ川に沿って伊勢から南島なんとう町へ至る県道伊勢―南島線の難所。古く一之瀬から慥柄たしから(現南島町)へ出る交通路として利用された。度会町は山地で囲まれた地域で、多くの峠越えによって他町村へ通じた。一之瀬谷からは、川上かわかみから藤越ふじごえ峠で大宮町永会えいかいに出る藤坂ふじさか道、和井野わいのから鴻坂こうさか峠を越えて南勢なんせい斎田さいたに出る相賀おうか道があるが、南中村みなみなかむらから南島町道方みちかたへ出る能見坂が最も険峻な峠越えであった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 南勢 屏風 斜面

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む