腟鏡(読み)ちつきょう(その他表記)vaginal speculum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「腟鏡」の意味・わかりやすい解説

腟鏡
ちつきょう
vaginal speculum

腟内に挿入して腟腔を開大するための金属製またはプラスチック製の医療器具で,腟の粘膜子宮腟部の視診,頸管分泌物や腟内容物の採取などに用いる。鳥の嘴状の2個の金属板から成るクスコ腟鏡などがよく用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の腟鏡の言及

【内視鏡】より


[内視鏡の構造]
 目的とする部位により異なった構造の器具が用いられる。体の表面に近い鼻,耳,のど,肛門,腟の内腔を見るためには,それぞれ鼻鏡nosal speculum,耳鏡ear speculum,喉頭鏡laryngoscope,肛門鏡anoscope,腟鏡speculaが用いられる。これらは内腔を広げるための管やへら状のもの,あるいは柄のついた小さい鏡である。…

※「腟鏡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む