腫面(読み)ハレメン

デジタル大辞泉 「腫面」の意味・読み・例文・類語

はれ‐めん【腫面】

舞楽の「二の舞」で使われる、老婆のふくれっ面をかたどった面。→咲面えみめん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の腫面の言及

【二ノ舞】より

…番舞(つがいまい)は《蘇利古(そりこ)》。上位の舞人は左方襲(かさね)装束(袍なし)に咲(えみ)面(老爺の笑った面)をつけ,牟子(むし)(帽子のようなもの)に篠竹をはさみ,下位の舞人は右方襲(かさね)装束に腫(はれ)面(老婆のはれただれた面)をつけ,腰に下笹をはさんで舞う。《安摩》を舞っている間に《二ノ舞》の舞人は舞台の下に出て舞を見ている。…

※「腫面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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