臼取(読み)うすどり

精選版 日本国語大辞典 「臼取」の意味・読み・例文・類語

うす‐どり【臼取】

  1. 〘 名詞 〙 餠をつくとき、つき手が杵(きね)を振り上げる間に、餠が杵や臼にねばりつかないよう、また、ほどよくつけるように、水に手を浸し、餠に水をうったり、餠を返したりすること。また、その人。こねどり。あいどり。
    1. [初出の実例]「とりつくを引はなしぬる恋心 君がちぎらん餠のうすどり〈貞徳〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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