舟場島村(読み)ふなばじまむら

日本歴史地名大系 「舟場島村」の解説

舟場島村
ふなばじまむら

[現在地名]川北町舟場島

下粟生しもあお村の東、手取川下流北岸に立地。元禄六年(一六九三)灯台笹明島とだしのあからじま(現辰口町)洪水のため流失村民七人が田子島だごじま上清水かみしみず・下清水(現辰口町)の三ヵ村入会である田子島上清水下清水村領において五五石の田畑を新開して村立てしたという(三州地理雑誌)。当初は田子島上清水下清水村と称したとみられるが、天保一〇年(一八三九)上清水下清水田子島村寄肝煎三郎右衛門と組合頭弥左衛門が改作奉行所に願出て村名を舟場島村と改めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android