田畑(読み)タハタ

デジタル大辞泉 「田畑」の意味・読み・例文・類語

た‐はた【田畑/田×畠】

田と畑。でんばた。
[類語]農地耕地農場農園田畑でんぱた土地

でん‐ぱた【田畑/田×畠】

《「でんばた」とも》田と畑。たはた。「田地―」
[類語]耕地農地田畑たはた農場農園

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精選版 日本国語大辞典 「田畑」の意味・読み・例文・類語

た‐はたけ【田畑・田畠】

  1. 〘 名詞 〙たはた(田畑)
    1. [初出の実例]「田圃(タハタケ)少なし」(出典日本書紀(720)仁徳一一年四月(前田本訓))

でん‐ぱた【田畑・田畠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「でんばた」とも ) たとはたけ。たはた。でんばく。
    1. [初出の実例]「田畠の辛苦(ほねおり)もなきはちす哉〈己百〉」(出典:俳諧・其袋(1690)夏)

た‐はた【田畑・田畠】

  1. 〘 名詞 〙 田と畑。でんぱた。
    1. [初出の実例]「田畠(タハタ)もなければ住民の栖もなし」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)下)

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日本歴史地名大系 「田畑」の解説

田畑
たばた

[現在地名]熊本市花畑はなばた町・新市街しんしがい紺屋今こうやいま町・下通しもとおり一丁目

西の花畑山崎やまさき地域と高田原こうだばる地域との境界をなし、北は現市役所南側から南の白川付近に至る南北の長い帯状の低地を田畑と称し、田端とも記した。旧坪井つぼい川本流の跡で、現在の市役所西側を通り、銀杏ぎんなん通東側から新市街を貫き、白川に注いでいた坪井川を、加藤清正が熊本城の内堀形成と城下武家屋敷町形成のため、現坪井川の流路に変更したため、痕跡として小川が残り、旧本流流域が田畑となったと伝える。「国誌」に「田端 里俗追廻田畑ト云、山崎ト高田原ノ間ニアル水田ヲ云、飽田郡詫摩郡ノ境ニシテ飽田郡坪井村ニ属ス、古河原田ト称ス」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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