航空交通流管理センター(読み)こうくうこうつうりゅうかんりセンター

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「航空交通流管理センター」の意味・わかりやすい解説

航空交通流管理センター
こうくうこうつうりゅうかんりセンター

全国の航空交通流を総合的に制御するための管理センター。空港航空路の交通流を予測し,航空路の迂回や地上待機などの指示を行なうもので,フローコントロール・センターともいう。 1990年代半ばの,羽田空港沖合移転工事,関西新空港新設工事など空港整備完了に伴う民間航空定期便の大幅な増加に対応するために計画された。当初は航空業務促進のためのソフトウエア開発や,大規模災害,施設破壊行為などに備えた危機管理機能をもつ航空交通システムセンターの予定であったが,用地問題などのため分離され,1994年に開設された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む