当初(読み)トウショ

デジタル大辞泉 「当初」の意味・読み・例文・類語

とう‐しょ〔タウ‐〕【当初】

そのことのはじめ。最初。また、その時期。「当初の計画」「当初組まれた予算」
[類語]初期初頭始期あたまはじめ早期初葉まず最初第一一次原初嚆矢こうし手始め事始め優先一番初っ端いの一番真っ先先立ち先頭劈頭へきとう冒頭出出でだ滑り出し初手出端ではなはなはし口開け取っ付きのっけスタート取り敢えず差し当たりひとまず当座序の口皮切り第一歩第一声始まり始まる始めるトップ初発発端端緒濫觴らんしょう権輿けんよ起こりとば口取っ掛かり開始幕開き開幕立ち上がり口切り最優先何をおいても何はさておき何はともあれ口火を切る先ず以て

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「当初」の意味・読み・例文・類語

とう‐しょタウ‥【当初】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事のはじめの時期。はじめのうち。最初。頭初。
    1. [初出の実例]「尒後怨神兼怨仏、当初無地又無天」(出典菅家文草(900頃)二・夢阿満)
    2. [その他の文献]〔水経注‐水〕
  3. あることをした、その時。
    1. [初出の実例]「証人が被告を雇入れた当初の手続を」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「当初」の読み・字形・画数・意味

【当初】とう(たう)しよ

ことのはじめ。唐・嵎〔津陽門〕詩 開元より今に到るまで、十紀(百二十年)を踰(こ)えたり 當初の事跡、皆殘(ざんき)す

字通「当」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android