若木迎え(読み)ワカギムカエ

デジタル大辞泉 「若木迎え」の意味・読み・例文・類語

わかぎ‐むかえ〔‐むかへ〕【若木迎え】

正月または小正月の薪や新木にゅうぎに用いる木を山から切って来る行事。正月2日から11日までに初山入りを兼ねて行う所が多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の若木迎えの言及

【仕事始め】より

…堆肥を田畑に散らしたりする所もある。山仕事の場合は初山入り,若木迎えなどといわれ,山に入って少し木を切り,正月飾り,神酒,洗米などを供えて山の神をまつるが,切った木は持ち帰って門口に立てたり,まきにして小正月の小豆粥や田植のときの昼飯を炊くのに用いる所が多い。農家ではこれらと並行して屋内で縄の綯(な)いぞめ,女性による縫いぞめなどをしてその縄や袋などを年神に供えたり,臼を起こして米の搗(つ)きぞめをしてその米の飯を年神に供え家族も食べる等のことを行っていた。…

※「若木迎え」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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