茨の衣(読み)いばらのきぬ

精選版 日本国語大辞典 「茨の衣」の意味・読み・例文・類語

いばら【茨】 の=衣(きぬ)[=床(とこ)

  1. とげのあるイバラの衣を着たように、または、イバラの床に寝たりしたように、安んじてそこにいられない苦しい境遇をいう。針の莚(むしろ)
    1. [初出の実例]「思ふお人に引き離され〈略〉茨の絹の十二一重」(出典:浄瑠璃・妹背山婦女庭訓(1771)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android