茹・煠(読み)ゆず

精選版 日本国語大辞典の解説

ゆ・ず ゆづ【茹・煠】

〘他ダ下二〙 ⇒ゆでる(茹)

ゆだ・る【茹・煠】

〘自ラ五(四)〙
① 湯で、十分に煮られる。ゆであがる。うだる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏「水は白く泡立って、心太も然ぞ煠(ユダ)るだらう」
② 暑さのために、からだがぐったりする。うだる。
※若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上「みよ、午後の残暑に茹った都会の河岸の風物に、歪められたどんな線描がある?」

ゆで【茹・煠】

〘名〙 (動詞「ゆでる(茹)」の連用形の名詞化) 茹でること。また、茹でた程度。

ゆ・でる【茹・煠】

〘他ダ下一〙 ゆ・づ 〘他ダ下二〙
① 物を熱湯に入れて煮る。野菜などを、熱湯でしばらく煮る。うでる。
※催馬楽(7C後‐8C)大芹「大芹は 国の禁物(さたもの) 小芹こそ 由天(ユテ)ても旨し これやこの せんばん さたの木」
② 患部を湯に浸したり、湯気で蒸したりする。入浴して、からだを暖めて病気などを治す。湯治する。
※栄花(1028‐92頃)もとのしづく「いと悩しうおぼされければ、御風にやとて、ゆでさせ給ひて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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