荒大郷(読み)あらたいごう

日本歴史地名大系 「荒大郷」の解説

荒大郷
あらたいごう

和名抄」には不載の郷で、八世紀中頃の貢進仕丁歴名帳(正倉院丹裏古文書)に、「久例連足月年廿八尾張国愛智郡荒大郷戸主久例連首麻呂戸口」と記される。この歴名帳は、天平勝宝五年(七五三)六月一五日付の丹斤量定文を外包紙にもつ内包紙に記されており、故紙の再利用によって残存したものである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 七五三 居住 本貫

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android