コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

七五三 しちごさん

9件 の用語解説(七五三の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

七五三
しちごさん

幼児の成長期における重要な儀礼の一つ。一般に男児は3歳と5歳,女児は3歳,7歳で行う。男児はハカマギ,女児はオビトキ,オビムスビまたはヒモオトシの祝いと称して,それまでの一つ身の着物から三つ身,四つ身などに着替えたり,新しい帯を締めて宮参りをすることが各地の習俗にみられる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

七五三

11月15日に詣でるようになった由来は諸説あるとされる。神社本庁(東京都渋谷区)によると、古くから15日は吉日とされていたことに加え、1681年11月15日に5代将軍徳川綱吉の息子徳松の3歳の祝いが行われたことに由来するという説があるという。古来縁起がいい数とされる3、5、7歳に、子どもの健やかな成長を祝う行事として定着している。

(2009-11-14 朝日新聞 朝刊 阪神 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

しち‐ご‐さん【七五三】

男子は3歳と5歳、女子は3歳と7歳にあたる年の11月15日に行われる、子供の成長を祝う行事。晴れ着を着せ、神社などに参詣する。七五三の祝い。 冬》「まだ栄ゆ老舗(しにせ)猿飴―/秋桜子
祝い事に用いるめでたい数。奇数を陽の数とする中国の思想から出たもの。
七五三の膳(ぜん)」の略。
しめなわの異称。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

七五三【しちごさん】

3歳,5歳,7歳の子どもの祝い。11月15日に行う。3歳の髪置(かみおき),5歳の袴着(はかまぎ),7歳の帯解(おびとき)など江戸時代から7歳,5歳,3歳を祝う習俗があったが,年齢や祝日,男女の別は固定していなかった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

とっさの日本語便利帳の解説

七五三

三歳と七歳の女児、三歳と五歳の男児を、それぞれの成長を祝って氏神参りをする行事。一一月一五日に行われる。江戸時代の武家社会では、三歳の男女児に髪置(かみおき。それまでのおかっぱを結髪に改める)、五歳の男児に袴着(はかまぎ。袴を着せて碁盤の上に立たせる)、七歳の女児に紐落(ひもおとし。それまで付け紐で着ていた着物を帯で締めるようにする)の儀式をしていたのが起源だというが、実際に七五三の祝いが一般的になったのは大正時代の初めで、それも関東だけであった。関西でも七五三が祝われはじめたのは高度経済成長期以後である。しかし、古来「七つまでは神の子」とされ、七歳の祝いが終われば幼児期から少年少女期に入り、氏子入りをすることになっていた。その意味では、七歳という年齢は一つの人生の節目である。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本文化いろは事典の解説

七五三

三歳の男女、五歳の男子、七歳の女子が11月15日にお宮参りをし、子供の成長を祝う行事です。子供たちは晴れ着に身を包み、千歳飴〔ちとせあめ〕を持って家族に連れられ、各地の神社にお参りし、記念撮影するのが一般的です。

出典|シナジーマーティング(株)
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

しちごさん【七五三】

3歳,5歳,7歳の子どもの成長を祝って11月15日に氏神まいりをすること。子どもの成長を承認し祝う通過儀礼の一つであるが,七五三と称して現在のように華美を競うようになったのは,多分に都会の商業政策によるもので新しいものである。けれどもその基礎となる伝承的な習俗は古くから各地で行われていた。地方によって必ずしも七五三とはかぎらず,3歳と7歳,または7歳だけを祝うというところもある。3歳の祝いにはヒモオトシとかオビムスビ,カミオキ(髪置)祝などがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

しちごさん【七五三】

祝儀に使う数。一・三・五・七・九をめでたい数とし、その中をとったもの。
「七五三の膳」の略。本膳七菜、二の膳五菜、三の膳三菜の宴。
注連縄しめなわの別名。
男三歳と五歳、女三歳と七歳のときに子供の成長を祝う行事。11月15日にその年の子に晴れ着を着せ、神社・氏神などに詣もうでる。七五三の祝い。 [季] 冬。 《 -妻も大人となりにけり /景山筍吉 》

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

七五三
しちごさん

11月15日に行われる、子供の成長を祝う習俗。七五三と称することは近世に始まったことで、3歳の男女児の「髪置(かみおき)」、5歳の男児の「袴着(はかまぎ)」、7歳の女児の「紐落(ひもおとし)」を行った。髪置というのは、生児の髪は剃(そ)っているが、この日から髪を剃らずに残すことにすること。紐落は「帯解(おびとき)」ともいい、それまで付け紐で着ていた着物を帯で締めるようにすること。これらの祝儀は公家(くげ)や武家の間に主として行われたが、近世になると江戸の町民の間にも行われ、氏神をはじめ赤坂山王社、神田(かんだ)明神などに参詣(さんけい)するようになった。しかし七五三の名でこの祝いが盛んになったのは明治時代の東京においてで、今日みるように子供に晴れ着を着せ、千歳飴(ちとせあめ)など買って帰ることが行われるようになった。
 七五三の祝いは現在では全国に広くみられるようになったが、農村地帯にあってはとくに七五三とはいわず、子供の年齢や男女の別など土地によって相違があり、またその期日も11月15日とは決まってはいない。神奈川県などでは現在のように七五三を祝うようになったのは第二次世界大戦後からだという土地が多い。また以前は11月15日に3歳と7歳を祝うのが一般で、嫁の実家や親戚(しんせき)から祝い物が届けられた。三浦半島をはじめ7歳だけを祝う所もあり、それも女子だけで、男子は15歳の祝いをするだけという。また3歳・5歳の祝いは家で簡単にするという例もある。3歳の祝いを4歳としている所が西日本などには多い。これは旧暦の3歳が新暦にかわったためかと思われる。また5歳は普通男子の祝いとしているが、富山県などには5歳の女子もこのとき宮参りするという例もある。また福岡県田川郡では男女9歳の祝いを「下(した)ひも祝い」といって11月15日にするという。
 七五三の祝いをなぜ11月15日にするかといえば、この日が旧暦の二十八宿中の鬼宿(きしゅく)といわれる最吉日であるからといい、また俗説では徳川綱吉(つなよし)の子息徳松がこの日に祝いをしたからともいう。しかし本来11月は農作業が終わって霜月祭を行うときにあたり、15日は多くの祝祭日のある満月の日であったから、この日が子供の成長を氏神に祈願する日として選ばれたのであろう。[大藤時彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の七五三の言及

【育児】より

…初誕生には,誕生餅を踏ませる餅踏みや筆やそろばんなどを置きどれをとるかで子どもの将来を占う風があり,誕生前に歩き出す子には一升餅を背負わせ倒すなどの風習もあった。このほか,幼児期の祝として七五三の祝があり,髪置,紐落し,帯付け,帯ときなどの祝をして成長の各節目を祝った。地方によっては,七五三全部でなく,三つと七つ,あるいは七つだけを祝った。…

【帯解き】より

…帯直し,帯初め,帯結び,紐解き,紐直し,紐落しともいう。幼児から子どもへの通過儀礼として多く行われ,帯を結ぶことで新しい成長段階に達したことを表し,七五三の祝いとも密接な関係をもっている。室町時代末に貴族の間で始まったとされ,9歳の男女が11月中の吉日に行った。…

【子ども(子供)】より

…7歳になってはじめて人間となり,その第1段階としての子どもということになった。各地で氏子入りをはじめ各種の儀礼が行われるのはそのことをよく示しており,また近年ますます盛んになってきている七五三の行事の7歳もそれである。近代の学校制度が学齢を満6歳からとしたのもそのような観念に裏づけられているといえる。…

【数】より

…8だけでなく,3や5も三世界(高天原,黄泉(よみ)国,現(うつし)国)や三種の神器,イザナミ・イザナキの三貴子,宗像(むなかた)の三女神,五魂(海,川,山,木,草),五十猛(いそたける)神,五部(いつとも)神などの例があり,吉数とみられていた。しかし,《日本書紀》あたりからしだいに大陸文化を尊ぶ風が盛んになって,七夕(7月7日)や重陽(9月9日)の節供のように8に代わって7や9が聖数として重視されるようになり,今日では七五三,三三九度,お九日をはじめとして民俗のうえでは欠くことのできない重要な数となっている。 数は民俗の中では,俗信における語呂合せなどに基づく不定のものと,年中行事や人生儀礼での期日,供物の数,行為の回数,年齢など一定しているものとがある。…

【本膳料理】より

…また,〈五の膳まで参り候時も,御汁御まはりの数同前〉とも記されている。つまり,本膳とは一の膳のことで,二の膳以下に対する称であったが,のちに七五三など式正(しきしよう)の膳組を指すようになった。七五三は七五三膳の略で,伊勢貞丈はその著《四季草(しきぐさ)》(1778)の中で次のようにいっている。…

※「七五三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

七五三の関連キーワード祝い・祝祝・叔・夙・宿・淑・祝・粛・縮・肅祝す全快大白弔砲祝子祝部

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

七五三の関連情報