落武者は薄の穂に怖ず(読み)おちむしゃはすすきのほにおず

精選版 日本国語大辞典 「落武者は薄の穂に怖ず」の意味・読み・例文・類語

おちむしゃ【落武者】 は 薄(すすき)の穂(ほ)に=怖(お)ず[=恐(おそ)る]

  1. 落武者は常にびくびくしていてちょっとした事にも驚く。また、転じてこわいと思えば、なんでもないものまで、すべて恐ろしく感じられることのたとえ。落人は薄の穂にも恐る。
    1. [初出の実例]「落武者は薄の穂にもおづると申に、まだ胸のだくめきも直らぬに、〈略〉びっくりと致いてござる」(出典:虎寛本狂言・空腕(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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