葭ヶ須新田(読み)よしがすしんでん

日本歴史地名大系 「葭ヶ須新田」の解説

葭ヶ須新田
よしがすしんでん

[現在地名]長島町葭ヶ須

葭ヶ須輪中にあり、かま地畑じはた新田の南にある。寛文四年(一六六四)鎌ヶ地畑新田の開発者早川藤蔵・大橋平左衛門・大橋勘左衛門の三人で開発、延宝三年(一六七五)水害で荒れたため、延宝年間大島おおじま村の大島彦太夫が再開発した。のち大島家没落に際し新田所有地のうち一〇町七反余を無償で与えたので、それを徳とし彦太夫ひこだゆう社を祀っている(長島町誌)近世は長島藩領で、一時笠松かさまつ(現岐阜県)郡代支配の幕府領であったが期間は明らかでない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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