薯蕷蒸し(読み)じょうよむし

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「薯蕷蒸し」の解説

じょうよむし【薯蕷蒸し】

蒸し物の一種。すりおろしたやまのいも材料の上にのせて蒸し、仕上げにあんをかけた料理白身魚の切り身など淡泊な材料を用いることが多い。卵白を泡立て、すりおろしたやまのいもと混ぜ合わせて用いることもある。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の薯蕷蒸しの言及

【ヤマノイモ】より

…さらに,沖縄にも自生するソメモノイモは地下に木質で暗赤色の大きな地下茎を作り,衣料の染料に利用される。【堀田 満】
[調理]
 すりおろしてとろろにつくり,清汁(すましじる)やみそ汁でのばしてとろろ汁,そのまま小鉢に盛って卵黄を落とす月見,マグロのぶつ切りにかける山かけ,白身の魚の上にかけて蒸す〈薯蕷(いも)蒸し〉などにする。ナガイモは粘りが少ないので,とろろには適さず,刻んでノリをかけ,ワサビじょうゆで食べるのがよい。…

※「薯蕷蒸し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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