卵白(読み)らんぱく

日本大百科全書(ニッポニカ)「卵白」の解説

卵白
らんぱく

の、卵黄膜の外側と卵殻膜の内側を満たす透明な液状物質で、卵殻膜や卵殻とともに三次卵膜の一つである。タンパク質に富んでおり、その約65%はオバアルブミンという糖タンパク質で、リゾチームなどの酵素も含んでいる。胚(はい)の保護に働くほか、胚の栄養にも利用される。輸卵管壁から分泌され、下降中の卵に付加される。

[嶋田 拓]

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精選版 日本国語大辞典「卵白」の解説

らん‐ぱく【卵白】

〘名〙 卵黄膜の外側、卵殻膜の内側をみたす透明な粘着性ある蛋白質。卵が輸卵管を通過する時分泌される。成分はオバアルブミンを主体とし、コンアルブミン、オボグロブリン、オボムユイド、オボミユシンなどからなり、糖蛋白質の形で存在する。
※改正増補物理階梯(1876)〈片山淳吉〉中「此気の地球を環遶するは、猶卵白の卵黄を包裹するが如し」

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世界大百科事典内の卵白の言及

【鶏卵】より

…ニワトリの卵は卵殻,卵白および卵黄の三つの部分からなる。各部分の重量比は,卵殻8~11%,卵白56~61%,卵黄27~32%。…

※「卵白」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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