蝋色漆(読み)ロイロウルシ

デジタル大辞泉 「蝋色漆」の意味・読み・例文・類語

ろいろ‐うるし【×蝋色漆】

生漆きうるし油類を加えずに精製した黒漆蝋色塗りに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「蝋色漆」の意味・読み・例文・類語

ろいろ‐うるし【蝋色漆】

  1. 〘 名詞 〙 上質の生漆(きうるし)原料とした油分を含まない漆。蝋色塗りに用いる。

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世界大百科事典(旧版)内の蝋色漆の言及

【漆工芸】より

…こうしてつくられたものを透漆(すきうるし)というが,これに鉄分を加えると黒漆になる。黒漆は無油の呂色漆(ろいろうるし),有油の塗立漆(ぬりたてうるし)がおもなもので,透漆は無油の木地呂漆と有油の朱合漆が主である。古代の日本には灰墨を入れた黒漆と天然染料を入れたと思われる透漆があった。…

※「蝋色漆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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