蟹目(読み)かにのめ

精選版 日本国語大辞典 「蟹目」の意味・読み・例文・類語

かに‐の‐め【蟹目】

〘名〙
① 扇の要(かなめ)
※行宗集(1140頃)「内にて、大夫のすけの、扇のかのめ固めてとて遣はしたりし、固めてつかはすとて。蟹のめの離るるたびにいとど敷君が心のうしろめたさよ」

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