精選版 日本国語大辞典 「蟹目」の意味・読み・例文・類語
かに‐の‐め【蟹目】
- 〘 名詞 〙
- ① 扇の要(かなめ)。
- [初出の実例]「内にて、大夫のすけの、扇のかのめ固めてとて遣はしたりし、固めてつかはすとて。蟹のめの離るるたびにいとど敷君が心のうしろめたさよ」(出典:行宗集(1140頃))
- ② 「かにのめあずき(蟹目小豆)」の略。
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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