行衛北原村新田(読み)ぎよえきたはらむらしんでん

日本歴史地名大系 「行衛北原村新田」の解説

行衛北原村新田
ぎよえきたはらむらしんでん

[現在地名]川口市行衛ぎよえ北原台きたはらだい一―三丁目

内野うちの村の北に位置する。享保年間(一七一六―三六)の見沼新田開発に伴って成立し、北原村(現浦和市)および同村飛地の小名行衛の百姓持添となっていたことから村名となったという(風土記稿)。当新田は享保の開発以前から一部が耕作されていたようで、延宝七年(一六七九)の北原村年貢割付状(早船家文書)によると下畑五反余が「行衛水いかり」として除かれており、これが当新田分と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android