享保(読み)きょうほう

日本の元号がわかる事典「享保」の解説

きょうほう【享保】

日本の元号年号)。江戸時代の1716年から1736年まで、中御門(なかみかど)天皇、桜町(さくらまち)天皇の代の元号。前元号は正徳(しょうとく)。次元号は元文(げんぶん)。1716年(正徳6)6月22日改元。公式には天災の凶事を断ち切るためだったが、実質的には徳川家継(いえつぐ)(7代将軍)の死去にともない、幕府の意向で行われた改元とされている。『後漢書(ごかんじょ)』を出典とする命名。享保年間の江戸幕府の将軍は徳川吉宗(よしむね)(8代)。1716年(享保1)、第7代将軍の家継がわずか8歳で夭逝したため、紀州藩第5代藩主の吉宗が将軍に就任した。吉宗は、第6代将軍の徳川家宣(とくがわいえのぶ)が重用した、間部詮房(まなべあきふさ)や新井白石(はくせき)を罷免して側用人(そばようにん)を廃し、新たに水野忠之(ただゆき)を老中に任命して将軍親政を開始、逼迫していた幕府財政の再建に着手した。これは一般に「享保の改革」といわれている。◇「きょうほ」とも読む。

きょうほ【享保】

⇒享保(きょうほう)

出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報

精選版 日本国語大辞典「享保」の解説

きょうほう キャウホウ【享保】

江戸中期、中御門天皇、桜町天皇の代の年号。正徳六年(一七一六)六月二二日、変異により改元。将軍徳川吉宗の時代。享保二一年(一七三六)四月、元文と改元。きょうほ。出典は「後漢書」の「享茲大命、保有万国」。

きょうほ キャウホ【享保】

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