袖の淵(読み)ソデノフチ

デジタル大辞泉 「袖の淵」の意味・読み・例文・類語

そで‐の‐ふち【袖の×淵】

涙が流れて袖をぬらすことを、淵にたとえていう語。
年月の恋もうらみもつもりては昨日にまさる―かな」〈式子内親王集

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袖の淵」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 の 淵(ふち)

  1. あふれ流れる涙が衣の袖に淵をなすの意で、涙が多く流れることのたとえ。
    1. [初出の実例]「姫も思ひはもろこゑのしづみははてず袖のふち水なきさとにかなはぬは」(出典:浄瑠璃・暦(1685)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android