袖の淵(読み)ソデノフチ

デジタル大辞泉 「袖の淵」の意味・読み・例文・類語

そで‐の‐ふち【袖の×淵】

涙が流れて袖をぬらすことを、淵にたとえていう語。
年月の恋もうらみもつもりては昨日にまさる―かな」〈式子内親王集

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袖の淵」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 の 淵(ふち)

あふれ流れる涙が衣の袖に淵をなすの意で、涙が多く流れることのたとえ。
浄瑠璃・暦(1685)一「姫も思ひはもろこゑのしづみははてず袖のふち水なきさとにかなはぬは」

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