裸人形(読み)はだかにんぎょう

精選版 日本国語大辞典 「裸人形」の意味・読み・例文・類語

はだか‐にんぎょう‥ニンギャウ【裸人形】

  1. 〘 名詞 〙 裸のままの人形着物を着せられていない人形。
    1. [初出の実例]「裸人形里をりしけり菖蒲宿〈政義〉」(出典:俳諧・富士石(1679)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の裸人形の言及

【人形】より

…これらの人形で,ただの玩具と称して売られたのは少なく,病気よけになるなど,なにかの縁起物にされていた。家庭における人形に裸人形があり,これは木彫や練物や張子細工に胡粉(ごふん)を塗り仕上げたもので,手足を動かせるようになっている。これは市松人形ともいった。…

【やまと人形】より

…髪はおかっぱで和服が着せてある。江戸時代初期からたいてい裸のままで売られたので裸人形と称し,やがて手の動くものから,さらに三つ折れ式に腰や膝頭,足首などが折れる精巧なものが作られ三つ折れ人形などと称した。これに衣装を着せたものを江戸ではただ〈人形〉,京坂では〈市松(いちま)人形〉とも呼んだ。…

※「裸人形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む