デジタル大辞泉
「複比」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ふく‐ひ【複比】
- 〘 名詞 〙
- ① 一直線上の四点A、B、C、Dに対する、比 (AC:CB):(AC:DB) の称。比が複合しているのでこの名がある。非調和比。
- ② 二つ以上の比の前項どうしの積と後項どうしの積の比のもとの比に対する称。たとえば、a:b と c:d に対して、ac:bd のこと。相乗比。単比に対していう。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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複比【ふくひ】
相乗比とも。二つの比a:bとc:dとがあるとき,前項の積と後項の積の比つまりac:bdをそれらの複比という。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の複比の言及
【非調和比】より
…1直線上に4点A,B,C,Dがあるとき,この直線上に座標を導入して,A,B,C,Dの座標をそれぞれx,y,u,vとすれば,
の値は座標系のとり方によらない。これを(ABCD)で表し,4点A,B,C,Dの非調和比,または複比という。A,B,C,Dの並べ方をいろいろ変えると24個の非調和比が得られるが,そのうちの4個ずつは一般に等しい。…
※「複比」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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