四つ(読み)ヨツ

デジタル大辞泉の解説

よ‐つ【四つ】

数の名。し。よっつ。「四つにたたむ」
4歳。
昔の時刻の名。今の午前10時および午後10時ころ。よつどき。
相撲で、両力士が互いに右または左で差し合い、まわしを引き合うこと。四つ身。
四つ切り」の
四つ辻(つじ)」の略。

よっ‐つ【四つ】

よつ」の促音添加。「四つに分ける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

よつ【四つ】

し。よん。よっつ。物の数を数えるときに使う。
四歳。
相撲で、両力士が右差し、または左差しとなる組み合い。四つ身。 「がっぷり-に組む」
昔の時刻の名。現在の午前と午後の10時頃。四つ時。
「四つ切り」の略。
「四つ乳」の略。
[句項目] 四つに組む

よっつ【四つ】

〔「よつ」の促音添加〕
よつ(四)」に同じ。現代語ではふつうこの語形の方が用いられる。 〔副詞的用法の場合、アクセントは [0]

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

よ‐つ【四つ】

〘名〙 (「つ」は接尾)
① 一の四倍の数。よっつ。し。よん。また、物が四の数だけあること。四個。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「左大弁を督(とく)して、四町の所をよつにわかちて」
※枕(10C終)五〇「くろきが、足四つ白きもいとをかし」
② 第四。
(イ) 物の順序としての第四番目を表わす。
※古今(905‐914)仮名序「よつには、たとへうた」
(ロ) 奈良・平安時代の定時法における十二辰刻の一つを四等分したものの第四。
※枕(10C終)二九〇「何のなにがし、時丑三つ、子よつなど、はるかなる声にいひて」
③ 年齢の呼び方で、四歳。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「内侍のかみよつよりみとせこそ」
④ 中古から近世における時刻の呼び方。現在の午前一〇時または午後一〇時にあたる。
※蜻蛉(974頃)中「初夜おこなふとて〈略〉念数するほどに、時は山寺、わざの貝、よつふくほどになりけり」
⑤ 十文字に交わっていること。交点を中心に四本に見えるところからいう。
※歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)二幕「四つに掛った縄よりも、又菱結(ひしゆひ)にからまれて」
⑥ 相撲で、両者が互いに右差し、または左差しになって組み合うこと。よつ相撲。四つ手
※洒落本・二筋道後篇廓の癖(1799)序「或は足(かわつ)らあるい四(ヨ)つたとへ合臥になるともひきわけらるるのむだ骨折に」
⑦ 「よつつじ(四辻)」の略。
⑧ 「よつぎり(四切)」の略。

よっ‐つ【四つ】

〘名〙 「よつ(四━)」の変化した語。
※落語・王子の幇間(1889)〈三代目三遊亭円遊〉「当年お四才(ヨッツ)に成る若さまが松皮疱瘡に取附れ」

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