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褐藻類

栄養・生化学辞典の解説

褐藻類

 褐藻綱のこと.褐色藻ともいう.多量のキサントフイルを含み,褐色を示す海藻で,コンブ,ワカメの属するコンブ目,ヒジキの属するヒバマタ目などがある.

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デジタル大辞泉の解説

かっそう‐るい〔カツサウ‐〕【褐藻類】

褐藻

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世界大百科事典 第2版の解説

かっそうるい【褐藻類 brown alga】

クロロフィルaとcのほかに主要な色素としてフコキサンチンをもち,光合成により可溶性糖類のマンニトールとラミナランlaminaranをつくる藻類。全世界で約240属1500種の生育が知られるが,そのほとんどは海産である。とくに寒海では種類数が多く,また大きな海中林をつくるなど量も多い。褐藻類には単細胞のものはなく,すべてが多細胞で,単列糸状,多列葉状から,外見上,根,茎,葉が分化した茎葉体にいたるまで体制は多様である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

褐藻類
かっそうるい

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世界大百科事典内の褐藻類の言及

【黄色植物】より

…ブーレリーP.Bourrellyが1957年に創設した植物分類系の1門。パッシャーA.Pascherが1914年に創設した黄金色(おうごんしよく)植物Chrysophytaと,ウェットシュタインR.R.Wettsteinが1901年に創設した褐藻類を包含する。クロロフィルaとcのほかにフコキサンチンなどのキサントフィル色素をもち,ラミナランlaminaranなどの水溶性炭水化物を光合成により生産する褐藻植物門に所属した褐藻類,黄金色植物門に所属した黄金色藻類(黄金鞭毛藻類,ヒカリモ類),ケイ藻類,ラフィド藻類(緑色鞭毛藻類),黄緑藻類(不等毛類)などの一群,約550属1万2000種をさす。…

【植物】より

… 細胞壁の有無は動植物の差の一つであるが,単細胞藻類には細胞壁をもたないものが多い。また,同じ細胞壁でも,陸上植物や緑藻類ではセルロースなどを基質としたものであるが,褐藻類や紅藻類ではフコイジン,ラミナリン,寒天,キチン質などでできており,簡単に同質と断じることはできない。さらに,生活環のある時期,とくに生殖細胞には細胞壁はない。…

【藻類】より

…このことを少し詳しく説明すると次のようである。クロロフィルaのほかに主要な補助色素としてフィコエリトリンやフィコシアニンなどの色素タンパク質をもち,光合成産物として紅藻デンプンを貯蔵する紅藻類は鞭毛をもたない生殖細胞をつくるのに対し,クロロフィルacのほかにフコキサンチンをもち,ラミナランやマンニトールを貯蔵する褐藻類は,長短2本の鞭毛を側部にもつ先のとがった卵形の泳ぐ生殖細胞を形成する。この2本の鞭毛のうち,前方に伸びるものは両側に小毛を並列する,いわゆる羽型鞭毛であり,後方に伸びるものは表面に付属物のないむち型鞭毛である。…

※「褐藻類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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