デジタル大辞泉 「褐藻」の意味・読み・例文・類語 かっ‐そう〔‐サウ〕【褐藻】 藻類の一群。ほとんどが海産。体制が発達し、外形上、根・茎・葉に区別できるものもある。クロロフィルのほかフコキサンチンなどの色素をもち、褐色・黄褐色を呈する。コンブ・ワカメ・ホンダワラなど。褐藻類。褐藻植物。[類語]藻・緑藻・緑藻植物・紅藻・紅藻植物・青味泥あおみどろ・青海苔・海苔・布海苔・馬尾藻ほんだわら・鹿尾菜ひじき・水雲もずく・若布・昆布・荒布・毬藻 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「褐藻」の意味・読み・例文・類語 かっ‐そう‥サウ【褐藻】 〘 名詞 〙 「かっそうしょくぶつ(褐藻植物)」の略。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「褐藻」の意味・わかりやすい解説 褐藻かっそうPhaeophyta; brown algae 藻体が褐色または緑褐色の藻類で,植物分類学上の一門。褐色を呈するのは葉緑素やβ-カロテンのほかに,フコキサンチンという赤褐色の色素をもつことによる。種類数は,世界に約 1500種,その大部分が海産で,北極から南極にかけて分布し,日本に 280種ほどが知られている。小さなものは単列の細胞から成る糸状のもの (シオミドロ) ,葉状のもの (ウミウチワ) ,樹状のもの (ホンダワラ) など形はいろいろである。海藻中最大と称されるマクロキスチスは褐藻類である。生活史のうち遊泳する細胞 (遊走子,運動性配偶子,精子) はすべて2側毛を有し,その毛は異形である。生活史にはシオミドロ型,アミジグサ型,ムチモ型,コンブ型,ヒバマタ型などがあり,これにより目に分類する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by